診療内容の詳細

ブロック治療対象

ペインクリニック科では整形外科的な関節痛や神経痛・頭痛・肩こり以外にもさまざまな症状・疾患に積極的な治療を行っていますので紹介します。


耳鼻科領域の治療(めまい・ふらつき・(突発性)難聴・耳鳴り)

 

頚部の交感神経節は3つあり、そのうち最も頭側の神経節にキシロカインという局麻薬でブロックします。超音波診断装置を用い正確に狙います。この注射により交感神経を麻痺させ、脳幹・延髄への血管を拡張させ、血流を増加させます。血流を増やすことで、めまい・ふらつき・難聴・耳鳴りなどが改善します。当院では突発性難聴治療の患者が4分の1を占め、全疾患の中でトップです。詳しくは実績をご覧ください。


 

脳外科・神経内科領域の治療

上頚神経節ブロックにより、脳幹や脳実質の血流量を増やすことができます。よって様々な脳神経障害性の疾患に効果があります。嗅覚障害、視神経障害、味覚障害、顔面神経麻痺、三叉神経痛、嚥下困難などをブロックで軽快させています。


精神科領域の治療

星状神経節ブロックにより精神疾患が改善することは、以前から言われていましたが、当院では上頚神経節ブロックで不安神経症や強迫神経症の症例を改善させています。睡眠障害にも有効です。薬剤を使わずに精神疾患を改善させたいという方にお勧めです。


 

整形外科領域の治療

整形外科領域の疾患で「手術をしなければ治らない」とされる症例を保存的にブロック注射で改善させることを行っています。代表例を挙げておきます。変形性膝関節症 変形性股関節症 腰部脊柱管狭窄症 腰椎椎間板ヘルニア 頚椎症性神経根症 頸椎椎間板ヘルニア 手根管症候群、ドゥケルバン、肘部管症候群、ばね指 など


 

肩こり・肩甲帯のこり

肩こり・肩甲帯の凝りの治療として私は傍神経根ブロックを行っています。これはブラインドで行う頚部神経根ブロックです。頚部神経根ブロックは神経由来の肩こりに著効しますが、手技が難しく肩こりには適応されていません。そこで比較的簡便に行える傍神経根ブロックが活躍します。


泌尿器科領域の治療(過活動性膀胱)

過活動性膀胱の多くが神経由来であり、腰椎・仙椎への硬膜外ブロックで軽快する可能性があります。