うなだれ首の治療成績2017

首が屈曲位となる症状はパーキンソニズム、ジストニアの一種と筆者は考えているが原因不明、かつ診断名のない症候群である。多くは両側胸鎖乳突筋が緊張しており麻痺性ではない。治療法が確立されていないどころか病態も十分に認識されていない。当院の治療で症状が劇的に改善することが病態を解明させる唯一の手掛かりとなる。

症例数

2017年に新たに来院した19例とそれ以前からの継続治療2例の全21例

治療成績

全治10例 改善6例 やや改善3例 無効0例 中止2例
全治とは首がおおまかにまっすぐでいられる状態が1か月以上継続

考察

原因不明・診断名がない・治療法がない・症候群であるにもかかわらず当院の治療で全例を改善させることに成功している。年間にこれだけまとまったうなだれ首の治療をしている施設はおそらく他にない。
治療成績は全治が10例と約半数。他の11例は再燃傾向があるが無効例はない。つまり有効率100%であり、この治療成績は比類なき快挙と言える。
西洋医学ではこれを治療する方法として、当院のような明らかな効果がないにもかかわらず、胸鎖乳突筋にボツリヌス毒素を注射するという乱暴なことをしている現状があり残念に思う。当院に来院した患者の中にもそのような治療を受けている症例があった。