関節内注射

はじめに

関節内注射はブロックとは言いません。ブロックは神経に対する注射であるのに対し、関節内注射はその名の通り、対象は関節包の内部です。現医学的には関節内注射は「痛みを多少やわらげるだけの対症療法であり治療にはならない」という見解になっています。そのため医学書的には関節内注射は治療として認められていないに等しく、厚生労働省は料金設定を800円という安値に設定し、この処置を行っても医師の利益が上がらないようにされています。


私はこの医学的見解に強く反発し、独自に「関節内注射が痛みを抑えるだけではなく変形を抑制できること」「関節内注射で人工関節手術を回避させ、一生自分の足で歩けること」を研究し、長年の治療実績で証明してきました(こちらが文献)。


関節内に何を入れるのか?については医学界は迷走していると言わざるを得ない状況です。ヒアルロン酸、表面麻酔薬、ステロイドなどがありますが、それらはまともに研究がなされていません。皮肉なことですが、製薬会社はヒアルロン酸で莫大な利益を上げていますので、ヒアルロン酸の研究論文数だけが突出しています。


また、医療現場では、関節内注射=膝 のことを意味し、膝以外の関節内注射はその方法を先輩医師から習うことがなく、膝以外の関節には注射が打てない医師がほとんどです。このような現状を全て覆しているのが私の関節内注射の治療研究です。それらが治療としていかに有用かを解説します。


医師の良心に問いましょう

大学で育った医師は医学書に掲載されていること以外を信じないという癖がつきます。しかし、自分の肉親が関節を損傷した場合、私のような「注射で治せる医師」がいれば、まずそちらにかからせようと考えるのが医師の良心です。良心は医学界の体制と反発することが多いと思われますが、体制に負けて手術を勧めていると、いつの日か悪意が良心にとって代わってしまい、血の流れていない人間になるでしょう。手術はいつの世も、保存的療法が全く効果がない場合の最終手段であるべきで、それを優先順位の上位にしようとしている整形外科学会の方針には違和感を覚えます。どうか、医師の皆様方に良心を取り戻してほしいと切に願います。以下に関節内注射の有用性を示します。


膝関節・股関節内注射

指関節内注射(へバーデン結節・外反母趾)

ゴルフ肘・野球肩・TFCC

足関節内注射・捻挫後遺症