足関節内注射・捻挫後後遺症
足関節内注射は足首周囲の痛みに特効となる注射ですが、その効果の高さを理解している医師は稀です。少し捻っただけなのに、その後何年しても痛みがとれないというような人にも極めてよく効きます(こちらがその文献)。足関節は荷重関節であるためここに痛みが走ると歩行能力や運動能力が極めて低下します。いち早く関節内注射をお勧めしますが、足関節に注射ができる医師はほとんどいません。
しかし、足首の痛みを改善させたいのなら、全国を探し歩いてでも足関節内に注射を打つことのできる医師を見つけ出した方が得策です。
足関節内注射のリスク
医師が見よう見まねで足関節に注射をすることに対し警告しておきます。その理由は足首の前側には動脈が3つに分岐し、内・中・外に存在し、その血管や並走する神経を傷つけるリスクが高いからです。足関節への注射はそれらを避けて行わなければならず、決して簡単な注射ではありません。
足関節は他の関節と比較して「注射の際にもっとも血管・神経を傷つけやすい」と言え、神経に針がさわると激痛を起こします。動脈の走行を見つけることのできない未熟な医師には決してお勧めできない治療です。
足関節周囲の手術を勧められたら
足関節の手術、固定術、トリミング、骨切り術、内視鏡、捻挫後の靭帯再建術など、どれも成功率が高いとは言えない手術(足の外科医には申し訳ありませんが)です。個人的な医師の意見として、私は足の手術を断固勧めません。彼らは足関節内注射で症状が劇的に軽快することを認識していません。関節内注射を確実に行うことができる医師がいるのであれば、足首周辺の手術はどれも不要になるほどに注射の威力は高いと考えます。残念なことに私のこの助言を信じる者は少ないと思いますが、手術を受けるのなら、試しに一度行うべき治療です。