中枢神経性嗅覚障害

中枢神経性嗅覚障害

脳腫瘍や頭部の外傷(むちうち、頭部の手術後なども含む)、アルツハイマー病やパーキン ソン病などの総細胞の委縮(壊死)のよる脳の病気が要因になります。ここではそうした難治性の嗅覚障害の治療についてその治療法を考察します。私は実際に交通事故後の嗅覚障害を2例経験していますが、いずれも上頚交感神経節ブロックで一人は全快、一人は半快させました。このブロックで軽快するという事実から逆に原因を考察すると、いずれも、嗅神経への血行障害が考えられます。

アルツハイマーやパーキンソンに伴う嗅覚障害も、おそらく、その真の原因を追究すれば、根底に血行障害があると思われ、そうした嗅覚障害にも上頚交感神経節ブロックは有効であると考えます。

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